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国民健康保険と社会保険任意継続はどちらが得か

国民健康保険と社会保険任意継続はどちらが得か

会社を退職するときに、いろいろとやるべきことがありますが、最も重要な選択の一つとして、健康保険の加入があります。

保険料の金額は前年の収入の10%前後になるため、住民税よりも大きな出費となります。

退職後の健康保険は、国民健康保険と社会保険任意継続が選択できます。国民健康保険と社会保険任意継続はそれぞれ保険料の計算方法が異なるので、人によっては大きく差が出ることがあります。

また、加入時に保険料が安い方を選択してもトータルで見ると保険料が高くなるケースがあります。

この記事では国民健康保険と社会保険任意継続のどちらを選択すべきかを解説します。

もくじ

  1. 国民健康保険の概要
  2. 社会保険任意継続の概要
  3. 国民健康保険と社会保険任意継続はどちらが得か
  4. 国民健康保険料の節約方法

国民健康保険の概要

国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産、死亡に関して必要な保険給付を行う制度です。例えば、医療に関しては、医療費の7割を国民健康保険が負担し、残りの3割は自己負担となります。

国民健康保険は、自営業者や無業者等の一般地域住民を対象とする医療保険です。社会保険に加入していない住民はすべて国民健康保険に加入しなければなりません。国民健康保険の加入手続きをしていない場合、その期間は国民健康保険の被保険者となり、保険料の滞納扱いになります。

国民健康保険は市町村が運営するほか、個人事業主の団体などが運営する国民健康保険組合があります。国民健康保険組合は傷病手当金や出産手当金を支給する場合があるなど、給付が手厚くなっています。

一般的な国民健康保険の加入、脱退の手続きは、市町村にて行います。国民健康保険の保険料は前年の収入に応じて決定されます。

国民健康保険の保険料

国民健康保険の保険料は目的別に「医療分」「後期高齢者医療支援金分」「介護納付金分」に分けられ、それぞれの計算方法は「所得割」、「均等割」、「平等割(世帯割)」の合算となります。

所得割の保険料は、前年の所得金額に「所得割」の率を掛けて算出します。

均等割の保険料は、世帯の人数に「均等割」を掛けて算出します。

平等割(世帯割)の保険料は世帯ごとに「平等割(世帯割)金額そのままが加算されます。

まとめると下の表のようになります。それぞれの数値は大阪市(平成28年度)の国民健康保険料率と金額になります。

所得割(%) 均等割(円) 平等割(円)
医療分 8 20118 32850
後期高齢者支援金分 2.82 7068 11541
介護納付金分 2.5 8020 9551

保険料率や均等割の金額は市町村によって異なります。国民健康保険料率の違いにより、前年の収入が同じでも保険料が大幅に異なる場合があります。

各市町村の国民健康保険の保険料率は、各市町村のホームページで調べることができます。

国民健康保険料を計算するときの注意点

国民健康保険料所得割の計算方法は以下の通りです

([前年の総所得額]-33万円)×8%

国民健康保険料の所得割を計算するには前年の総所得額を算出する必要があります。

「前年の総所得額」は前年1月~12月までの総支給額から給与所得控除を引いた金額となります。

国民健康保険の所得割計算は、所得税や住民税で使われる「課税所得」の計算方法と全く異なる点に注意が必要です。

最も大きな違いや、社会保険料控除や、扶養控除がない点です。扶養している家族が多くても所得割の金額は一定です。そして均等割は家族の人数分が発生します。したがって、扶養している家族が多いとその分国民健康保険料が高くなります。

一方で、社会保険の任意継続は扶養家族の人数にかかわらず、保険料が一定です。これが国民健康保険の社会保険任意継続の大きな違いになります。

国民健康保険料の減免

国民健康保険料には非自発的に離職した人への減免措置があります。具体的には、倒産、解雇、により退職した人が対象となります。

前年の給与所得の30/100を給与所得として所得割が計算されます。結果として所得割額が7割減免されることになります。市町村によっては国民健康保険料が半額以下になることがあります。

社会保険任意継続の概要

任意継続被保険者制度は、会社退職した場合に国民健康保険料が高額になるケースを回避するための制度といわれています。

退職してから2年間は任意継続被保険者として、健康保険の適用を受けることができます。多色日の翌日から20日以内に届け出をしなければならないため、早急な判断が要求されます。

任意継続被保険者は任意に脱退できません。脱退の条件は、2年経過したとき、就職したとき、保険料を滞納したときとなっています。

保険料を滞納すれば自動的に脱退してしまうため、実態としてはいつでも脱退できるような制度になっています。

任意継続制度は、全国健康保険協会か、健康保険組合です。健康保険組合は保険料を一定の範囲内で自由に決めることができたり、付加給付があったりと、優遇されています。

社会保険任意継続の保険料

任意継続被保険者の健康保険料は在職時の健康保険標準報酬に保険料率を掛けた金額となります。一般的には在職時の健康保険料の2倍の金額になります。

任意継続被保険者の標準報酬月額には上限が定められており、28万円が最高となります。

大阪府(h28)の健康保険料率は40歳以上の場合、約11.65%なので、毎月の保険料は約32,620円,年間391,440円となります。

標準報酬月額が28万円より高い場合は、任意継続を選択したほうが絶対にお得です。

なお、社会保険任意継続の保険料は退職時の保険料が2年間適用されます。

扶養家族がいても保険料は変わらない

社会保険任意継続は健康保険と同じく扶養家族を追加することができます。扶養家族の人数にかかわらず、社会保険料は一律です。

一方、国民健康保険は世帯の人数に応じて「均等割」が発生するため、扶養人数が多いほど保険料が高くなります。

扶養家族の制度が社会保険の最も大きなメリットとなります。

国民健康保険と社会保険任意継続はどちらが得か

国民健康保険と社会保険任意継続はどちらが得か、結論としては社会保険任意継続をおすすめします。

退職時に国民健康保険の保険料が安くなるケースはほとんどありません。市町村によっては国民健康保険のほうが安くなるケースがあるようですが、ほとんど差はないので、任意継続にしたほうが有利です。

健康保険の扶養家族が一人でもいる場合や、標準報酬月額が28万円より多い場合は国民健康保険ではなく社会保険任意継続を選択すると確実に保険料が安くなります。

ただし下のようなケースでは、国民健康保険に加入したほうがお得になります。

非自発的な退職の場合

倒産や解雇のような非自発的な退職の場合、国民健康保険料が減免されます。国民健康保険の所得割額が7割減額されるため、国民健康保険料が半額以下になる場合があります。

なお、国民健康保険料の減免は退職日の翌日の属する付から翌年度の3月分までとなります。つまり退職の時期によって1年~2年間の減免を受けることができます。

2年目の所得が大幅に減少する場合

社会保険任意継続にいったん加入してしまうと、原則として2年間脱退できません。任意継続被保険者の保険料が2年間固定されるのに対して、国民健康保険は2年目の保険料が安くなるケースが考えられます。2年間の総額で考えると、国民健康保険料が安くなるかもしれません。

退職時の保険料は前年の給与所得に応じて計算されます。退職後に失業給付を受給したとしても雇用保険の給付は所得とみなされません。失業中は所得割がかからないため国民健康保険料が大幅に安くなります。

ただし、保険料を1日でも滞納すれば社会保険任意継続を脱退することが可能なので、事実上2年間の強制加入ではないという考え方もできます。

2年目の国民健康保険料が安くなることがわかった時点で任意継続の保険料を滞納すれば、国民健康保険に加入するという方法があります。故意に滞納することになるので、おすすめはしません。

国民健康保険料を節約するには

国民健康保険料を直接節約する方法や国民健康保険料の納付方法を工夫することにより全体的な出費を減らすことができます。ここではその一部を紹介します。

世帯をまとめる

国民健康保険料には世帯ごとに保険料が発生する平等割(世帯割)があります。例えば大阪市(平成28年度)の平等割は53,942円です。

もし大阪市に住んでいたら、二つの世帯を一つにまとめることによって、5万円以上の保険料を節約できます。

同一敷地内に住んでいて別世帯で登録されている場合は世帯をまとめることができるので、節約につながります。

nanacoで国民健康保険料支払う

日本のほとんどの地域では、コンビニで地方税や国民年金、国民健康保険料を支払うことができます。これらの公共料金を払う際にセブンイレブンの電子マネーであるnanacoを利用すると、クレジットカードのポイントを受け取ることができます。

nanacoにお金をチャージするときに、クレジットチャージをすると、チャージした金額の1%~1.2%がポイントとして加算されます。

例えば国民健康保険料が年間40万円だとすると、1%還元された場合、4000円分のポイントとなります。

nanacoのクレジットチャージでポイントが貯まるクレジットカードは下記のものがあります。

クレジットカード 還元率 年会費
リクルートカード 1.20% 無料
楽天カード(JCB) 1% 無料
yahoo!Japanカード(JCB) 1% 無料

注意点として、上記のカードはいずれもJCBブランドである必要があります。

上記のクレジットカードを作るときにポイントサイトを経由すると、キャッシュバック特典を2重でもらえます。詳しくは下記の記事を参照ください。

楽天カードの入会特典で15,000円節約する

確定申告の保険料控除を活用する

国民健康保険料や国民年金、介護保険料は、社会保険料控除として確定申告することにより、課税所得から控除されます。結果として所得税や住民税が安くなります。

忘れがちなのが、扶養親族が支払った保険料の申告漏れです。例えば65歳以上の両親が介護保険料を納付したとします。両親が納付した介護保険料は社会保険料控除の対象となります。

国民健康保険を節約することはなかなか難しいですが、できることから始めてみてはいかがでしょうか?