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2人に1人はガンになる!生命保険、ガン保険の選び方

2人に1人はガンになる!生命保険、ガン保険の選び方

生涯に生命保険料をいくら支払いますか?

20歳から終身タイプの生命保険や医療保険に加入し、保険料を毎月1万円支払うとすると、80歳までの60年間支払ったとすると720万円になります。家族で加入すればその人数分の費用がかかり、家を買えるくらいの出費になります。

したがって生命保険は安易に加入せず、よくよく検討したうえで加入しなければ大損です。

適正な生命保険は被保険者の年齢や年収、家族構成によって異なりますが、あまり保障を手厚くすると保険料が高くなってしまい、生活に支障が出てしまいます。

生命保険料を節約するにはどうすればいいでしょうか?

生命保険を検討するときのポイント

  • 社会保障制度を考える
  • ガン保険の入院給付金はいらない
  • 支払い方法の変更
  • 終身タイプのメリット
  • FPによる無料相談を利用する
  • 共済を利用する

社会保障制度を考える

ガンなどの病気療養のため、長期間休業することが考えられます。病気で休業したときは、最大1年6か月間、傷病手当金を受給できます。傷病手当金の受給額は受給者の収入のおおむね2/3です。また、治療代は高額療養費の自己負担限度額が適用されますので、一般的な家庭であれば年間60万円、低所得者であれば年間30万円くらいになります。

生活は苦しくなりますが、治療費以外にお金を使うことがありませんので、高額な保険金をもらわなくてもなんとか生活できるのではないでしょうか

病気や事故で死亡したときに、遺族に18歳未満の子供がいれば、遺族基礎年金が支給されますし、場合によっては遺族厚生年金も受給できます。母子家庭で収入が少なければ児童扶養手当を受給できます。

社会保障制度を利用して最低限の生活ができるような仕組みになっているので、生前と同じ生活を望まなければ、高額な生命保険をかける必要はないのです。

がん保険の入院給付金はいらない

日本人の2人に1人ががんガンにかかり、3人に1人がガンで死亡しています。

私の父はガンで死亡、母はガン治療経験あり。姉はガン治療中です。一般的に生活習慣を変えればガンを予防できるとされていますが、ガンの発生確率からすると、いくら注意してもガンの発生を予防することは困難なようです。

また、必ずしも生活習慣が悪いからと言ってガンにかかるとは限りません。毎日たばこを吸っている人が長生きしたり、有機栽培の野菜中心の生活をしている人でもガンにかかることもよくあります。遺伝的なものに依存しているとも言われます。

ガン保険の保障内容は、診断一時金、手術給付金、入院給付金、通院給付金、先進医療給付金、抗がん剤、放射線治療給付金、診断後の保険料免除など、多岐にわたります。すべての保障をつけると、保険料が高額になってしまいます。

がんの治療法は年々進化しており、入院期間が極めて短くなっています。例えば、女性に多い乳がんの入院期間は10日程度で、その後は通院だけです。私の父が胆管がんで死亡前に入院した期間は、手術前後の1か月間と、死亡前の1か月間でした。

ガンに対する入院給付金の特約はつけずに、通常の病気やケガの入院給付金を日額5,000円程度つけておけば十分ではないかと考えます。ガンにかかりやすいことがわかっているという人は、診断一時金と通院給付のみの保障を契約しましょう。保障範囲を限定することにより生命保険料を安く抑えることができます。

支払方法の変更

生命保険料を毎月支払うと分割手数料がかかります。支払い方法を年払いに変更することにより、毎年の保険料を5%ほど安くすることができます。

年払いへ変更できるかどうかは、契約時にはあまり聞かれませんし、パンフレットにも記載がありません。必ず保険会社に確認するようにしましょう。

終身タイプのメリット

生命保険は年齢が高くなるほど病気や死亡のリスクが高くなるため、契約時の年齢が高いほど保険料が高くなります。例えば、30歳時点と、60歳時点に同じ保障内容で生命保険を契約した場合では、保険料が5倍程度以上違います。

そして、同一期間について、長期契約の場合と、短期契約の更新を繰り返した場合を比較すると、トータルの保険料は安くなります。例えば、同じ保障内容のガン保険を30歳から75歳まで10年満期で更新を繰り返した場合と、30年満期の長期契約にした場合と、では、長期契約にしたほうが20%安くなります。

そのため、究極の長期契約である終身タイプが一番お得かというとそうではありません。なぜかというと、契約内容の見直しができないからです。終身タイプを契約してしまうと、将来的に保険料が高くなる分を先払いしていることから、途中解約すると大きく損をします。したがって、終身タイプを契約するときは長期的な見通しを立てることができる商品を選択する必要があります。

終身タイプの最大のメリットは、保険料の値上げの影響を受けないことです。このまま少子高齢化が進むと、医療保険の値上げが進み、高齢者の保険料がますます高額になることが考えられます。

2016年現在の高齢化率(全人口に占める65歳以上の人口)は26%です。2030年には高齢化率が30%を超えるといわれています。つまり3人に一人が65歳以上になるのです。

終身タイプは今度どんどん値上げされることが考えられるため、あまり負担のかからない医療保険に早めに加入することをお勧めします。

FPによる無料相談を利用

周囲に相談できる知り合いなどがいない場合は複数の保険会社の商品を取り扱う代理店の無料相談を利用しましょう。

私がガン保険を検討するとき、保険マンモス の無料相談をお願いしました。インターネットで名前や住所、相談したい内容を入力して申し込むと、ライフプランの専門家である、ファイナンシャルプランナー(FP)を派遣してもらえます。

生命保険加入には病歴の告知の範囲などが細かく設定されているため、健康診断の結果などを示して相談しておくほうが無難です。

生命保険はは長期的にみると、数百万円の買い物になります。一人で決めずに専門家に相談し、納得したうえで決断することも大切です。

生命共済を利用する

一般的に「民間の保険は掛け金が高く、保障が手厚い」一方、「共済は掛け金が安く、保障が弱い」と言われています。保障の内容をある程度妥協できる場合は共済を利用しましょう。

共済掛け金が安い理由としては、そもそも共済は、営利目的ではなく、会員向けに行う福利厚生事業という位置づけにいるためです。民間の保険会社と比較すると運営費や広告費用のコストが安く、余剰金が出た場合は、割戻金が出るなど、結果として保険料が安くなります。

生命保険業界で価格破壊を起こしたライフネット生命の会長、出口治明氏の講演会に参加したことがあります。ライフネット生命は生命保険料のうちの運営経費にあたる金額を開示しています。

ライフネット生命はインターネットによる販売に特化し、人件費や店舗運営費、広告宣伝費などのコストを削減することにより、生命保険料を大手生命保険会社の1/3程度に抑えています。逆に言うと、一般的な保険会社の対面販売では、運営経費がかかり、その分保険料が高くなるのです。