誰にでもできる!節約ブログ!

収入が少なくても豊かな生活をしたい。誰にでも実践できるお得な情報を発信します

らくらくスマートフォンを買う前に検討すべきこと

らくらくスマートフォンを買う前に検討すべきこと

中高年者、シニア向けのスマホとして登場したらくらくスマートフォンは、シンプルで使いやすいというイメージが定着し、多くの人に利用されているかと思います。

ドコモの最新機種「らくらくスマートフォン4 F-04J」は2017年3月に富士通から発売され、人気となっています。

auとソフトバンクでもらくらくスマートフォンのようにシンプルなスマホが、シャープと京セラから発売されています。

人気のらくらくスマートフォンですが、らくらくスマートフォンの使い勝手はいいのでしょうか。また、各社のらくらくスマートフォン向け料金は適正なのでしょうか?

この記事では、らくらくスマートフォンと一般的なスマートフォンの違いや料金プランのしくみについて解説します。

もくじ

  1. らくらくスマートフォンとは
  2. らくらくスマートフォンのメリット
  3. ドコモ以外のらくらくスマートフォン
  4. らくらくスマートフォンとガラケー
  5. まとめ

らくらくスマートフォンの特徴

らくらくスマートフォンとは

らくらくスマートフォンとは、スマホの操作に慣れていないシニア向けに作られたスマートフォンです。メニューがシンプルで、文字が大きく、音声が聞き取りやすいようにスピーカーが強化されています。

らくらくスマートフォンは、高齢者が使いやすいように工夫されています。

らくらくスマートフォンは料金プランでも一般的なスマホと差別化され、機能が制限される代わりに維持費を安く抑えることができるというメリットがありました。ところが、料金プランの差別化は2017年4月に撤廃され、らくらくスマートフォンの維持費は一般的なスマホと同様となっています。

らくらくスマートフォンの機種

らくらくスマートフォン4

2017年4月現在、新規で購入できるらくらくスマートフォンは、「らくらくスマートフォン4(F-04J)」です。

ドコモのらくらくスマートフォン4(F-04J)は、従来のらくらくスマートフォンよりも性能が向上しています。オクタコアのCPUに2GBのメモリ、1300万画素のカメラを搭載しています。画面サイズは4.5インチと、小さめです。

前機種である、らくらくスマートフォン3(F-06F)は、Google playに対応しておらず、Androidアプリを自由にダウンロードできませんでした。

らくらくスマートフォン4(F-04J)の登場でアプリダウンロードができるようになり、一般的なAndroidスマホと同等の使い方ができるようになっています。

らくらくスマートフォンでできること

らくらくスマートフォンは通常のスマホと変わりません。したがって、らくらくスマートフォンではつぎのようなことができます。

  1. 電話回線で通話する
  2. インターネットでわからないことを調べたり、買い物をしたりする。
  3. ラインアプリで家族や友人とメッセージの交換や無料通話をする
  4. ゲームなどのアプリをダウンロードして楽しむ
  5. 地図アプリで現在地の確認や目的地までのルートを確認する
  6. 写真や動画を撮影する
  7. 音楽やラジオを聴く

らくらくスマートフォン3まではアプリのダウンロードに対応していなかったため、上記の機能は一部制限されていましたが、らくらくスマートフォン4からは機能制限がなくなりました。

らくらくスマートフォンは、従来通りシンプルに使うことも、通常のスマホと同じようにアプリを駆使して使うこともできます。

らくらくスマートフォンの料金プラン

らくらくスマートフォンの料金プランは、通常のAndroidスマホと同様、「カケホーダイ&パケあえる」の契約が必要となります。

従来はらくらくスマートフォン向けのパケットパック(らくらくパック(200MB 2,000円税抜))の契約が可能でしたが、2017年3月に廃止されました。

スマートフォン4(F-04J)でパケット通信を行う場合、最低でもデータSパック(2GB 3,500円税抜)の契約が必要となりました。結果として、らくらくスマートフォンの最低維持費が高くなりました。

カケホーダイライト(5分以内の通話定額)を、機種変更、乗り換え(MNP)、新規契約で契約したときの最低維持費は以下のようになります。表示核はすべて税込みです。

2GB 5GB 20GB 30GB
基本料 1836 1836 1836 1836
SPモード 324 324 324 324
パケット定額 3780 5400 6480 8640
機種代金 2457 2457 2457 2457
月々サポート -1809 -1809 -1809 -1809
合計 6588 8208 9288 11448

最も安い維持費はカケホーダイライト+データSパック(2GB)の組み合わせで、月額6,588円(税込)となります。

5分以上通話する人は、1,080円を追加して基本契約をカケホーダイにしましょう。

なお、FOMAかららくらくスマートフォン4への機種変更であれば、月々サポートが1,809円→2,214円に増額されます。

らくらくスマートフォンのメリット

らくらくスマートフォンはシンプルで使いやすい

らくらくスマートフォンはメニュー画面がシンプルで高齢者でも使いやすいように設計されています。しかし、現在購入できる多くのスマートフォンは、シンプルモードを搭載しています。

らくらくスマートフォンがシンプルモードに設定したスマホと比較して特別に使いやすいということはありません。

らくらくスマートフォンは通話しやすい

らくらくスマートフォンは音声が聞き取りやすいように「スーパーはっきりボイス」機能に対応しています。ただし、一般的なスマホに対して特別に聞き取りやすいというわけではありません。

らくらくスマートフォンのメリットにならない点

らくらくスマートフォンに表示される文字は老眼でも読みやすいように特大に設定できますが、他のスマホも文字サイズは調整できるためメリットとなりえません。画面サイズが4.5インチと小さめなので、7インチクラスのタブレットと比較すると文字が読みづらいのではないかと思います。

2017年4月から、らくらくスマートフォン向けのデータ定額パック(らくらくパック(200MB 2,000円税抜))が廃止され、維持費が高くなりました。らくらくスマートフォンの維持費は通常のスマホと変わりません。過去のらくらくスマートフォンから最新機種に機種変更する場合、通常のパケットパックが適用されるため、維持費が高くなります。

以上のことから、らくらくスマートフォンを選ぶメリットはないと考えます。画面の見やすいスマホを探すなら、通話のできるタブレットが圧倒的に有利です。

スマホ老眼には通話のできるタブレットがおすすめ

ドコモ以外のらくらくスマートフォン

auやソフトバンクでもらくらくスマートフォンのようにシンプルなスマートフォンが販売されています。

auは、「BASIO」、Softbankは「シンプルスマホ」というブランドです。これらは、ドコモのらくらくスマートフォンよりも4.5インチより一回り大きい、5インチの液晶ディスプレイを搭載しています。

auやソフトバンクのらくらくスマートフォンの料金プランは通常のスマホと変わりません。

auやソフトバンクもドコモのらくらくスマートフォンと同様、機種がシンプルなだけで、維持費が安くなるようなメリットはありません。

らくらくスマートフォンとガラケー

らくらくスマートフォンよりもガラケーがシンプル

らくらくスマートフォンを購入したとしても、メリットが少なく、維持費が高くなります。当ブログでは、ガラケーをお勧めします。

最もシンプルで使いやすい携帯端末はやはりガラケーです。シンプルさではらくらくスマートフォンは足元にも及びません。

シンプル=機能が少ないことです。ガラケーを通話専用として使用することにより、高齢者でも使いやすく、維持費も安くなります。

ガラケーであれば、通話のみのカケホーダイプランの基本料金が2,376円(税込)、5分間カケホーダイプランの基本料金が1,296円です。

Softbankやauに乗り換えならばもっと安くなります。

5分かけ放題のガラケーを毎月3円で維持する方法と注意点

最低維持費は636円!auガラホの実力と活用方法

ガラケーとタブレットの2台持ち

日常生活の中で、家族や友人とラインでコミュニケーションをとったり、インターネットでわからないことを検索したり、らくらくスマートフォンの機能を利用したいことがあると思います。

残念ながらガラケーではそのような要求を満たすことができません。

私が所有している小型タブレット「MediaPad T1 7.0 LTE」は、そのような需要を満たしてくれます。

「MediaPad T1 7.0 LTE」の画面サイズは7インチで小さすぎず、大きすぎず、持ち運びにはちょうどいい大きさです。

「MediaPad T1 7.0 LTE」はシンプルモードのホーム画面表示ができます。らくらくスマートフォンのようにシンプルに使うことができます。

MediaPad T1 7.0 LTEMediaPad T1 7.0 LTE

「MediaPad T1 7.0 LTE」で唯一の不満はカメラの画質が悪いことです。カメラを使う可能性があるならば、上位機種の「MediaPad T2 7.0 Pro LTE」を選択しましょう

タブレットを外出先で使用するにはデータSIMカードが必要です。月額540円(税込)で1GBの通信ができるLINEモバイルのデータSIMは、ラインの通信が高速通信容量として加算されないため、おすすめです。

選択するSIMサイズは機種により異なります。「MediaPad T1 7.0 LTE」=マイクロSIM、「MediaPad T2 7.0 Pro LTE」=ナノSIMとなっています。

LINEモバイルを契約する前に確認すべきこと

まとめ

らくらくスマートフォンとは、ドコモのシニア向けに特化したスマートフォンです。以前のらくらくスマートフォンのように機能制限はなく、一般的なスマホと同様の使い方ができ、維持費も変わりません。

らくらくスマートフォンのメリットは、シンプルで使いやすいことです。しかし、多くのスマホはシンプルモードを搭載しており、使い勝手 についてのメリットはそれほどないのではないでしょうか。

ガラケーはらくらくスマートフォンよりもシンプルであることは言うまでもありません。

ガラケーを通話専用とし、ラインやインターネットにタブレットを使用するとにより、シンプルさと機能性を両立させ、さらに料金も安くできるというメリットがあります。

ガラケーとタブレットの2台持ちを検討してみてはいかがでしょうか。