2017/8/11

5分かけ放題のガラケーを毎月3円で維持する方法と注意点

先日、ソフトバンクショップでソフトバンクガラケーの通話し放題の見積りをもらったところ、2か月目以降の維持費は2700円(税込み）でした。キャッシュバックは5,000円でした。

auやドコモと比較するとソフトバンクのガラケーは維持費が高いのですが、乗り換え特典を利用することにより、お得に使うことができます。

ソフトバンクのガラケーを一括購入すると、スマ放題ライト(5分かけ放題）の月額維持費は0円となります。

※別途ユニバーサルサービス料の3円(2017年8月現在)が加算されます。

ソフトバンクガラケーの機種代金は本来、47,520円(税込）ですが、MNP特典で機種代金が10,000円で入手できる店舗があります

ソフトバンクガラケーの機種代金が10,000円で2年間維持費がかからないならば、安いと思いませんか？

この記事では、ソフトバンクガラケーを2円で維持する方法と注意点を説明します。

ソフトバンクガラケーの料金プラン

ソフトバンクガラケー(ケータイ)の料金プランは、「スマ放題(ケータイ)」「スマ放題ライト(ケータイ）」「ホワイトプラン」の3種類です。

スマ放題（ケータイ)

ソフトバンクガラケーの「スマ放題」は、通常料金月額2,376円(税込）で24時間すべて国内通話に対して無料で利用できる料金プランです。

スマ放題ライト（ケータイ)

ソフトバンクガラケーの「スマ放題ライト」は、通常料金月額1,296円(税込）で5分以内の国内通話が回数制限なく利用できる料金プランです。

通話時間が5分を超えた場合20円/30秒の通話料金が発生します。5分を超える通話が1か月に25分以内に収まるようであれば、「スマ放題」よりも「スマ放題ライト」を契約しておいたほうがお得な計算となります。

ホワイトプラン

ソフトバンクガラケーの「ホワイトプラン」は、月額1,008円（税込）でソフトバンクの携帯同士の通話が一部(1時～24時）まで無料の料金プランです。他社への通話や21時～翌1時までは20円/30秒の通話料金がかかります。

ホワイトプランはソフトバンクユーザーの囲い込みのために設定されている料金プランですが、他社への通話料が割高となるためメリットはありません。

ソフトバンクガラケーのデータ定額料金

ソフトバンクガラケーのデータ定額料金はデータ定額ミニ～ギガモンスター(3,132円～8,640円）までの定額パックや、「データ定額S（4G ケータイ）／2.5GB」から選択することができます。

ソフトバンクガラケーを最低料金で維持するには「データ定額S（4G ケータイ）／2.5GB」の選択となります。

「データ定額S（4G ケータイ）／2.5GB」は、データ通信容量に応じて0円～4,536(税込)円の利用料金を請求されます。

データ通信をまったくしなければ、データ通信にかかる料金はかかりません。ただし、通信容量が100MBを超えると、上限の4,200円を請求されます。

ソフトバンクガラケーを最低料金で使うには、パケット通信機能をOFFにするなどの工夫が必要となります。

ソフトバンクガラケーの種類

ソフトバンクガラケーは以下から選択できます。

シャープ製　AQUOS ケータイ2
京セラ製　DIGNO ケータイ
シャープ製　かんたん携帯9

上記の中で最も人気の機種はシャープ製　AQUOS ケータイ2です。

ソフトバンクガラケーAQUOS ケータイ2

「AQUOS ケータイ2」は、2016年冬モデルで、「ワンプッシュオープン」「1週間超えの電池もち」「防水・防塵・耐衝撃」「ワンセグ」「Wifi接続」を特徴とした機種です。

ソフトバンクガラケーの機種選定で迷ったら「AQUOS ケータイ2」を選んでおけば間違いありません。

ソフトバンクガラケーの機種代金は47,520円（税込）で統一されています。一括払いか、36回払いの分割払いを選択できます。

ソフトバンクガラケーの割引

月月割

ドコモやauなどからソフトバンクガラケーへ乗り換え(MNP)で契約すると、機種代金の分割払い相当額が毎月の利用料金から割引されます。

ソフトバンクガラケーの機種代金は47,520円（税込）です。分割払い(36回）だと、月額1,320円となります。

ソフトバンクガラケーの月月割を適用させるには次の3つのいずれかの組み合わせで契約が必要となります。

「スマ放題」+「データ定額サービス」+「ウェブ使用料(324円）」
「スマ放題ライト」+「データ定額サービス」+「ウェブ使用料(324円）」
「ホワイトプラン」

「スマ放題」「スマ放題ライト」の場合は「データ定額サービス」や「ウェブ使用料(324円）」の契約が必要となるため、注意が必要です。

月月割は利用料金（基本使用料、通話料、データ定額料など）から割引されます。機種代金からは割引されません。

例えばホワイトプランのみの契約の場合、月月割が1,320円、月額料金は1,008円となり、割引額が利用料金を上回ります。その場合の割引上限は1,008円となります。

のりかえ下取りプログラム

ソフトバンクののりかえ下取りプログラムは、2017年3月から対象範囲が広くなりました。

のりかえ（MNP）で iPhone、スマートフォン、ケータイを購入すると、のりかえ元で使っていた機種を下取りしてもらうことにより、毎月の利用料金から一定額を割引するものです。

Androidのスマホを下取りに出すと、毎月450円×24回の割引を受けられます。また、従来型携帯（ガラケー）を下取りに出すと、毎月200円×24回の割引を受けられます。

下取りに出す機種は、電源が入ればどんなに古くてもかまいません。

ソフトバンクのりかえ下取りプログラムを適用させるには、ソフトバンクショップに初期化した他社の携帯端末を持ち込みます。契約後に持ち込む場合は、契約日から30日以内に申し込む必要があります。

ソフトバンクガラケーの最低維持費

ソフトバンクのガラケーを最低維持費で運用するには次のような契約が必要です。

他キャリアから乗り換え(MNP)
ソフトバンクガラケー（AQUOS ケータイ2等）を一括購入
データ定額は「データ定額S（4G ケータイ）／2.5GB」を選択
のりかえ下取りプログラムを適用
パケット通信は使用しない

各料金プランの最低維持費(税込み）の内訳は以下の通りです。

	スマ放題	スマ放題ライト	ホワイトプラン
基本料金	2376	1296	1008
ウェブ使用料	324	324
データ定額S	0	0
月月割	-1320	-1320	-1008
のりかえ下取り	-450	-300
合計	930	0	0

上記の金額は「ユニバーサルサービス料」を含んでいません。「ユニバーサルサービス料」は2017年5月時点で2円です。

全プランともに、「月月割(1,320)」「のりかえ下取りプログラム(450円）」が適用されますが、「スマ放題ライト」「ホワイトプラン」は利用料金よりも割引額大きくなっています。

使いきれない割引額は消滅します。通話料や通信料が発生したときは割引額を充当できます。

上記の一覧表ではスマ放題の最低維持費は930円(税抜)となっていますが、2017年8月現在は「ガラケー通話し放題割」キャンペーンを適用すると、さらに安く維持できます。以下の記事を参照ください

月額300円でかけ放題！ソフトバンクのガラケー通話し放題割とは

最低維持費で運用するための注意点

ソフトバンクガラケーを最低維持費で運用するためには次のことに注意が必要です。

他キャリアからのMNPが必要

ソフトバンクガラケーの「月月割」や「のりかえ下取りプログラム」を適用させるには他キャリアからののりかえ(MNP)が必要です。

他キャリアとは「ドコモ、auまたはワイモバイルPHS」とされています。それ以外の格安SIMからのMNPについては記載がありません。ソフトバンクショップに確認したところ、適用できる場合もあるとのこと。つまり個別対応になるそうです。

厳密にいうと、MNP予約番号の先頭2桁で転出元の判断をしているようです。MNP予約番号の先頭2桁は転出元のキャリアの種類を示しています。ドコモは11、auは12、ソフトバンクは13です。そして、ドコモ系格安SIM（DMMモバイル、楽天モバイルなど)の先頭2桁はドコモと同じ「11」となります。

したがって、転出元がドコモ系格安SIMであっても、「月月割」や「のりかえ下取りプログラム」を適用できる可能性が高いということになります。

分割購入ではなく一括購入を選択

ソフトバンクガラケーを最低維持費で運用するためには分割購入ではなく、一括購入しましょう。

ソフトバンクガラケーの長期契約割引は2年間です。契約開始から2年後の契約満了月以外に解約や他社へ乗り換えをすると10,260円の契約解除料が請求されます。

分割購入の場合36回払い（3年）となり、2年後の契約満了月に解約しようとすると、残債(15,840円)を清算しなければなりません。

分割払いの終わる3年後に解約しようとすると、10,260円の契約解除料が請求されます。いずれにしても、解約時に高額な費用を請求されてしまいますので、よほど大きなキャッシュバックがない限り、分割購入は避けましょう。

パケット通信とキャリアメールを捨てる

ソフトバンクガラケーのデータ定額「データ定額S（4G ケータイ）／2.5GB」は、使用したパケット通信容量に応じて課金されます。100MB使うと上限の4,536円(税込み）が請求されます

パケット通信の100MBはバックグラウンド通信などであっというまに使ってしまいます。

そこでガラケー本体の設定で、パケット通信を遮断しましょう。

ソフトバンクガラケーのパケット通信（モバイルデータ通信）をオフにする方法はソフトバンクのFAQに掲載されています。手順は次のようになります。

「メニュー」→「設定」→「通信・ネットワーク」→「データ通信設定」→「データ使用量」→「メニュー(右下）」→「モバイルデータ（のチェックを外す)」

パケット通信を捨てても自宅の無線ネットワークに接続してインターネットやLINEはできます。

キャリアメールはのりかえ(MNP)をするたびにメールアドレスが変わってしまいますので、Gmailなどのフリーメールを活用することをおすすめします。

ソフトバンクガラケーの一括購入

ソフトバンクガラケー本体をソフトバンクオンラインショップで購入すると、47,520円（税込）かかります。

最寄りのソフトバンクショップを訪問して、のりかえ特典などを確認しましょう。

ソフトバンクガラケーのインターネット販売代理店は、メール等で手軽に特典内容等を確認することができます。インターネット通販は、店舗販売よりも人件費等のコストがかからないため、大幅なキャッシュバックや値引が期待できます。

ケータイ乗り換え.comは、アクオスケータイ2を一括10,000円で販売しています。

乗り換えKINGは、全国訪問対応とキャッシュバックを売りにしています。

おとくケータイ.net はキャッシュバック金額で他店対抗をうたっています。

ソフトバンクガラケーの一括購入価格確認方法

インターネット販売代理店でソフトバンクガラケーの一括購入価格の見積もりをしたいときはお申し込み相談のページから必要事項を入力します。

お申込み相談には、「氏名」「住所」「電話番号」の個人情報が必要です。

お申込み相談時に、現在の契約状況、下取りの有無、ほしい機種、契約時期、オプションの有無、その他聞きたいこと（料金内訳、キャッシュバック金額、契約の流れ）などをまとめておくとスムーズです。

下記のような文例でソフトバンクガラケーの購入価格を問い合わせてみるとよいでしょう。

現在auの携帯を契約しています。〇月からMNPでガラケーを契約したいです。アクオスケータイ2の一括購入、スマ放題ライト、データ定額S、ケータイ下取り有り、その他オプションは不要です。月額料金内訳、本体購入価格を教えてください。

まとめ

ソフトバンクガラケーの毎月の最低維持費(税込)は以下のようになります。

スマ放題：930円
スマ放題ライト：0円
ホワイトプラン：0円