2016年 15,000円~20,000で買えるSIMフリースマホ
最近コストパフォーマンスのよりSIMフリースマホが多くなってきました。格安SIM市場の拡大により、競争化が激しくなり、いい製品が安く手に入るようになっています。例えば14,000円出せば、HUAWEI Ascend G620S を入手できます。HUAWEI Ascend G620Sは、私が実際に使用しておりLINEや地図アプリ、テザリング、ネットサーフィンなど十分に使えます。
しかし、HUAWEI Ascend G620Sのほか、15,000円以内で買える機種はメモリーが1Gしか搭載されませんし、バッテリー容量も小さいので、ゲームなどの使用には向いていません。今使っている機種に慣れてしまうとだんだん不満が出てくるようになり、もう少し上位の機種がほしくなります。
5,000円程度予算を上乗せし、20,000円以内で購入できるおすすめ機種をまとめてみました。15,000円~20,000円で買えるスマホを紹介します。
今回紹介するのは以下の機種です。
価格の安い順に並べています。
15,000円~20,000円で買えるSIMフリースマホ
次の表に上の3機種のスマホのスペック比較をまとめました。価格はAmazonで調べました。
スペック比較表
製品名 | FREETEL Priori3S LTE | FREETEL SAMURAI MIYABI | Blade V6 |
---|---|---|---|
メーカー | プラスワン・マーケティング | プラスワン・マーケティング | ZTE |
税抜 | 16019 | 16481 | 17815 |
税込 | 17300 | 17800 | 19240 |
発売日 | 2016/2/12 | 2015/10/2 | 2015/12/3 |
OS種類 | Android 5.1 | Android 5.1 | Android 5.0 |
最大待受時間 | 500時間 | 130時間 | 約450時間 |
内蔵メモリ | ROM 16GB RAM 2GB | ROM 32GB RAM 2GB | ROM 16GB RAM 2GB |
CPUコア数 | クアッドコア | クアッドコア | クアッドコア |
外部メモリタイプ | microSDXCメモリーカード | microSDXCメモリーカード | microSDHCメモリーカード |
バッテリー容量 | 4000 mAh | 2200 mAh | 2200 mAh |
画面サイズ | 5 インチ | 5 インチ | 5 インチ |
画面解像度 | 1280x720 | 1280x720 | 1280x720 |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 + LE | Bluetooth 4.0 + LE | Bluetooth 4.0 + LE |
テザリング対応 | ○ | ○ | ○ |
LTE対応 | ○ | ○ | ○ |
メインカメラ画素数 | 800 万画素 | 1300 万画素 | 1300 万画素 |
GPS機能 | ○ | ○ | ○ |
デュアルSIM | ○ | ○ | ○ |
SIM情報 | nano-SIM/micro-SIM | micro-SIM | micro-SIM |
幅x高さx厚み | 72x144x9.4 mm | 72x142x8.2 mm | 69.5x142x6.8 mm |
重量 | 161 g | 150 g | 122 g |
コストパフォーマンス抜群のSIMフリースマホ ZTE Blade V6
ZTE Blade V6 は2015年12月に発売されたSIMフリースマホです。発売当初は26,800円でしたが、値下げされて今では20,000円以内で購入できます。
デザインにこだわっていて、表面素材は質感の高いアルミ合金とガラスで構成されています。約6.8mmの薄さで重さは122gと携帯性は抜群です。
デザインはiPhone6を意識して作られていますが、価格は約1/4で買える、非常にコストパフォーマンスの高い機種です。
基本性能はプロセッサーが「MT6735」(1.3GHz/クアッドコア)、メモリー(RAM)が2GB、ストレージが16GBを搭載しており、価格のわりに、基本性のが高いです。
ZTEというメーカーは日本ではあまりなじみがありませんが、スマートフォンの世界シェアは10位の一流メーカーです。高性能で低価格なスマホを多数販売しています。中国メーカーとしてはHuaweiに続くメーカーです。
価格.COMの評価は4.3と高評価で、特にデザインと携帯性の評価が高いです。一方、バッテリー評価は3.5と平均以下となっていますが、ゲームなどをしない限り1日はもつようです。
バッテリー容量に特化したSIMフリースマホ Freetel Priori3S LTE
FREETEL Priori3S LTEは、2016年2月に発売されたSIMフリースマホです。最大の特徴は、4000mAhの大容量バッテリーです。この価格帯のスマホのバッテリー容量は2000~2500mAhなので、いかに大容量のバッテリー容量の大きさがわかります。価格.COMの満足度は4.1なのですが、バッテリー評価は4.8と驚異的です。そのほかの評価を見ると、デザインと画面表示以外は3点台となっています。初期不良が多いことや、レスポンスが期待したほどよくないことで、総合的な評価の足を引っ張っているのではないかと思います。
バッテリーのレビュー評価では、「テザリング中心の使い方で2~3日はもつ」「ネット閲覧とゲームで1時間使用して10%程度減った」というような意見が見られました。バッテリーの持ちは十分なのですが、充電は最大電流が1Aで制限されているようなので、0から満充電まで4時間ほどかかるようです。こまめに充電するか、夜一気に充電するか工夫したほうがいいでしょう。
FREETEL Priori3S LTEのレビュー記事によると、レスポンスの評価は期待したほどよくありません。もたつきを感じる人もいれば、普通と感じる人もいます。iPhoneなどの高価な機種より当然性能は劣ります。ネットサーフィンやメールなどの用途には問題ありませんが、ゲームには向かないでしょう。
FREETEL Priori3S LTEの画面の大きさは5インチとIphone6より大きく、重さもバッテリーが大きいので161gと他機種と比較すると重いです。12,500円で買えるPriori3は4.5インチで重さは120gということを考えると、携帯性はよくないでしょう。軽くて小さい機種がほしい人はPriori3を選びましょう。
FREETEL Priori3S LTEの品質については、初期不良のレビューが数件見られました。そもそもこの製品はfreetel(プラスワンマーケティング)が企画しているものの、設計・開発、製造は中国のメーカーが行っています。
一般的なファブレス企業とは異なり、設計・開発も外部委託しているのです。メイド・バイ・ジャパンの意味は、「日本で企画した製品を中国メーカーにつくってもらった」ということになります。技術的な面において、日本の技術は全く関与していない、中国メーカーの製品と考えていいでしょう。
かつての中華スマホは安かろう悪かろうのイメージでしたが、今は違います。例えばHauweiのスマホに日本のスマホは品質や価格で対抗できない状態です。そういった意味では、品質面では日本製品とあまり変わらないのではないかと思います。
FREETEL Priori3S LTEの最大の欠点は、通知用LEDランプがないことです。不在着信やメールの通知、充電完了の確認にいちいち画面表示させなければならず不便です。慣れてしまえばあまり気にならないのかもしれません。また、おさいふケータイ機能や防水機能、充電スタンドはもちろんありません。
メモリー容量に特化したSIMフリースマホ Freetel SAMURAI MIYABI
FREETEL SAMURAI MIYABIは、Poiori3SとおなじFreetelから販売されています。2015年の10月に発売された比較的新しい機種です。価格.comでは人気ランキング上位にあり、レビュー件数も56件と多く、満足度評価は4.1点と、まずまずです。低価格のわりにスペックが高いので、性能には期待できるます。
FREETEL SAMURAI MIYABI の最大の特徴は、メモリーの大きさです。RAM2GBと、同価格帯と比較すると大容量でがすが、レスポンスのレビュー評価としては、ずば抜けてよいわけでもありません。ROMが32GBあり、アプリをたくさんインストールできます。同価格帯のスマホはROM16GBです。
カメラ画質が1300万画素とほかの機種よりすぐれていますが、カメラの評判はよくありません。画像処理ソフトやレンズがよくないので、画素数は多くても画質はよくないのではないかと思います。画素数だけでカメラの良さはわかりませんね。
価格.comでバッテリーの評価が3.2と低く、全体的な満足度の足を引っ張っているようです。バッテリー容量Poiori3Sの約半分の2,200mAhとなっています。レビューサイトの評価では「使用中のバッテリー消耗が激しい」「使わなければほとんど消耗しない」「Radikoつけっぱなしで1日もつ」という意見が見られました。最近のスマホは1日もつのが当たり前なので、評価が厳しくなっているかもしれません。ただしバッテリーの交換ができるのは魅力的です。
まとめ
15,000円~20,000円の価格帯で購入できるSIMフリースマホは、メモリー2Gの機種が選択できます。この価格帯になると、どの機種を選択しても、メインのスマホとして十分に活躍できる性能を持っていると思います。
そしてFREETEL Priori3S LTEのようなバッテリーに特化したような機種もあり、選択の幅が広がります。しかし上位機種と比較するとCPUの性能が劣っており、重いゲームをするときにもたつくことがあるでしょう。
LINEやネットサーフィンをする程度の使い方では、オーバースペックかと思われます。バッテリーやメモリーにこだわりがなければ、1ランク下のAscend G620SやFreetel Priori3 LTEを選ぶほうが得策かもしれません。 私はHUAWEI Ascend G620S を強くお勧めします。
逆に機能にこだわりたければ、20,000円以上の機種を選定すべきでしょう。