ソフトバンクショップに行かずにSIMロックを解除する方法
機種変更や乗り換え後に、解約したスマートフォンを捨てるのはもったいないですよね。解約したスマートフォンでも次のような活用法があります。
- メインのスマートフォンが壊れたときの予備としてとっておく
- YouTubeやラジオを視聴する
- ドライブレコーダーやナビとして活用する
- 子供用のスマートフォンにする
屋内であれば、自宅のWifiにスマートフォンを接続して、インターネットに接続できます。しかし外出先では通信会社と契約してパケット通信させなければ、スマートフォンを活用することができません。
LINEモバイルや、DMMモバイルなどの格安SIMを利用すれば外出先でも格安でインターネットに接続でき、おすすめです。
ところが、ソフトバンクで購入したスマートフォンはSIMロックがかけられており、他社のSIMカードを差し込んでも通信ができません。これは、ドコモやau、でも同様です。これらのスマートフォンを他社のSIMカードで使用するにはSIMロックを解除する必要があります。
2015年5月以降に発売されたソフトバンク製品はSIMロックが解除できることはよく知られています。
SIMロックを解除するにはソフトバンクショップにスマートフォンを持ち込んで依頼すれば簡単です。しかし、ソフトバンクショップにSIMロック解除を依頼すると、3,240円(税込)の手数料が発生します。
手数料を払わずにSIMロックを解除するには、「My Softbank」から自分で手続きをするという方法があります。
私は手数料を払いたくないので、自分でSIMロック解除をしようと試みましたが、手順が意外と複雑だったので、この記事で解説します。
ソフトバンクのスマートフォンのSIMロックを解除するには以下の手順で行います。
ソフトバンクSIMロック解除手順
他社SIMカードの準備
AndroidのスマートフォンでSIMロック解除を実行するためには、他社のSIMカードが必要です。他社のSIMカードとは、ドコモやau、LINEモバイルやワイモバイルで契約したSIMカードです。
なお、iPhoneは他社のSIMカードがなくてもSIMロック解除が実行できます。
Androidのスマートフォンであっても、SIMロック解除コードの発行はできます。
他社のSIMカードが入手できない場合は、SIMロック解除コードのみ発行しておき、他社SIMカードを入手した時点でSIMロック解除を実行しましょう。
SIMロックの解除手続きはソフトバンクを解約してから90日以内に行う必要があります。はやめに「SIMロック解除コード」のみ発行しておくことが得策です。
なお、Androidのスマートフォンは通信会社により対応周波数帯が異なるため、他社のSIMカードを差してSIMロックを解除しても、通信エリアが制限されたり、全く通信できない可能性があります。
ワイモバイルはソフトバンクと同じ周波数帯を使用しているので、ソフトバンクのスマートフォンにワイモバイルのSIMカードを差すことにより問題なく使用できます。
iPhone6S以降のiPhoneは、ドコモ、au、ソフトバンクのすべての周波数帯に対応しているため、SIMロックを解除することにより、すべてのキャリアのSIMカードが使えます。
製造番号の確認
SIMロック解除の手続きをするためには、スマートフォン端末の製造番号「IMEI(国際移動体装置識別番号)」を確認しなければなりません。
スマートフォン端末の製造番号は、「*#06#」へダイヤルすることで簡単に確認することができます。スマートフォンだけでなく、ガラケーでも同じように確認できます。
画面のように、通話アプリを立ち上げ、「*#06#」と入力します。
すると、画面上にスマートフォン端末の製造番号が表示されます。表示された製造番号はあとで使いますので、メモしてください。
「My SoftBank」にログイン
次に「My SoftBank」にログインします。こちらから「My SoftBank」ログインページに移動することができます。
「初めて「My SoftBank」を使うという方は、会員登録が必要です。
「My SoftBank」へログインするためには、電話番号とパスワードが必要です。パスワードを忘れた場合は、再発行することができます。
SIMロック解除コードの確認
「My Soft Bank」にログインすると、「My SoftBank」のメニューページが開きます。ここで、「契約確認」のリンクをタップし、「契約確認」のページに移動します。
パソコンで「My SoftBank」にログインしている場合は、「契約・オプション管理」のメニューを選択します。
「契約確認」のページでは、契約内容や料金の内訳を確認することができます。このページの下のほうへ移動してください。
「契約確認」のページを下へスクロールさせると、関連メニューがあります。関連メニューのリストの中に「SIMロック解除手続き」のリンクがありますので、タップしてください。
パソコン版では「契約・オプション管理」の左側のメニューの中に「SIMロック解除手続き」のリンクがあります。
「SIMロック解除手続き」のページでは、SIMロック解除に関する注意事項が記載されています。
製品の機種代金を分割払いですべての支払いが済んでいないときは、SIMロック解除はできません
画面を下にスクロールさせると、製品番号の入力画面が表示されます。
さきほど確認した製品番号「IMEI(国際移動体装置識別番号)」を入力して、「次へ」ボタンをタップしてください。
製造番号と機種名の確認画面が表示されます。「解除手続きをする」のボタンをタップしてください。
なお「SIMロック解除の手続き方法をみる」のリンクは次の画面でも確認できますし、たいしたことが書いてないため、スルーしてかまいません。
ここでようやく「SIMロック解除コード」が発行されました。解除コードをメモしておいてください。
SIMロック解除の実行
前述したように、AndroidスマートフォンのSIM解除を実行するには、ソフトバンク以外のSIMカードが必要です。手持ちのSIMカードがないときは、家族などのSIMカードを借りて実行してください。
ここからの詳しい手順はソフトバンクモバイルのサポートページで確認できます。手順は簡単です。
Androidスマートフォンに他社SIMカードを差し込んで電源を入れると、下のようにSIMロック解除コード入力画面が表示されます。
表示された画面に「SIMロック解除コード」を入力して、「ロック解除」をタップすると、SIMロック解除完了です。
iPhoneの場合はSIMカードがなくても実行できますが、いったんデータをバックアップして、iPhone本体のデータをすべて消去するといった手順が必要となります。
まとめ
ソフトバンクのSIMロック解除をはじめて自分で実行するときは、時間がかかるかもしれません。しかし、手順がわかってしまえば10分くらいで完了できます。
ソフトバンクのiPhone6S以降はSIMロックを解除することにより、ドコモやau、格安SIMなど、ほぼすべてのキャリアで使えます。もともと高いiPhoneの価値がさらに高くなります。
SIMロック解除の手続きは、ソフトバンク解約後90日以内に申し込みしなければなりません。はやめに「SIMロック解除コード」だけでも入手しておきましょう。
ソフトバンクショップでSIMロック解除を申し込むと手数料3,240円をとられるので、節約のためにぜひチャレンジしてください。