ビールを地域最安値で買うために。

※本記事は2017年5月公開時の内容を、2026年6月時点の最新情報(2020/2023/2026年の酒税法3段階改正、スーパードライリニューアル、ネット通販・ふるさと納税の活用、クラフトビールの普及等)に合わせて加筆修正しました。記事中の価格表は2017年時点・税抜の参考値です。
「お酒といったらビール」という人は多いです。
私の友人は毎日500mlの缶を3本飲むのが日課だそうです。
毎月ビール代にいくら使っているのでしょうか・・・
ビールを大量に飲む人は同じ量でもできるだけ安く仕入れたいですよね。
1か月に100本のビールを消費しているとして、1本当たりの価格が10円安くなると、1か月に1000円の節約になります。
1年で換算すると1万2000円の節約効果があります。
ビールの購入方法によりある程度節約できるとはいえ、そもそもビールやお酒を大量に飲む人は節約など考えていません。
ビールやお酒は完全な嗜好品なのです。本当に節約をしたいのならお酒は買わないのが一番です。お酒を飲む習慣がなくなれば、ビールを飲まないことが普通になります。とはいえ、あまり我慢しすぎるとストレスが溜まるかもしれません。たまには自分へのご褒美に買ってもいいかもしれません。
この記事は、ビールやお酒を飲む人と家計を同一にする家族にも役に立つ情報なので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
ビール販売単位の種類
スーパードライの缶やビンの種類は次の通りです。
通常ビールはディスカウントストアでは1本、6本、12本、24本、30本セットで購入します。基本的に本数の多いほうが1本あたりの単価が安くなります。
| 容器 | 容量 |
|---|---|
| 缶 | 135 |
| 缶 | 250 |
| 缶 | 350 |
| 缶 | 500 |
| 缶 | 1000 |
| びん | 334 |
| びん | 500 |
| びん | 633 |
| ミニ樽 | 2000 |
| ミニ樽 | 3000 |
まとめてみてわかったのですが、1,000mlの缶ビールはお店ではあまり見かけませんね。
2020〜2026年の酒税法改正とビール選び
本記事を公開した2017年以降、酒税法が3段階で大きく改正されました。これにより「ビール」「発泡酒」「新ジャンル(第三のビール)」の税率差が段階的に縮小し、最終的には2026年10月に350ml換算で約54.25円に統一される予定です。
| 時期 | ビール | 発泡酒 | 新ジャンル |
|---|---|---|---|
| 2017年時点 | 77円 | 46.99円 | 28円 |
| 2020年10月〜 | 70円 | 46.99円 | 37.8円 |
| 2023年10月〜 | 63.35円 | 46.99円 | 46.99円 |
| 2026年10月〜 | 54.25円 | 54.25円 | 54.25円 |
※350ml換算の酒税額(円)
2026年10月以降は、ビール・発泡酒・新ジャンルが同じ税率になります。つまり、これまで「ビールは高いから新ジャンルで我慢」していた人は、純粋に味の好みでビールを選べる時代になります。逆に「ビールを大量に飲む人」にとっては、価格差がなくなる以上、わざわざ発泡酒や新ジャンルを選ぶ理由がなくなります。
節約観点でも、2026年10月以降はビールの相対的なお買い得感が増すため、本記事の趣旨「ビールを安く買う」の重要性が、より高まることになります。
ビール購入時の心構え
節約のためにはビールのサイズにこだわってはいけません。
缶よりビンのほうが安ければそちらを買うべきですし、350mlより500ml缶が安ければ安いほうを買うべきです。
ちなみにビンは1本5円で引き取ってくれるので、引き取り料も考慮に入れなければいけません(※近年は容器の回収・引き取りに対応する店舗が減少傾向にあるため、購入店舗に確認してから持ち込みましょう)。
いろいろ考えると混乱して、どのサイズのビールを買えばいいのかわからなくなります。
しっかり下調べをしてビールを買いに行くことが鉄則となります。
スーパードライの最安
ビール1リットルあたりの単価を560円(税込)としたときの最安(※2026年6月時点の参考値です。1リットルあたり560円は、スーパードライ350ml×24缶を約4,704円で買えるラインに相当します。地域相場が異なる場合は1mlあたり単価を再計算してください)
| 容器 | 容量(ml) | 本数 | 合計容量 | 最安(円) |
|---|---|---|---|---|
| 缶 | 135 | 1 | 135 | 75.6 |
| 缶 | 250 | 1 | 250 | 140 |
| 缶 | 350 | 1 | 350 | 196 |
| 缶 | 500 | 1 | 500 | 280 |
| 缶 | 1000 | 1 | 1000 | 560 |
| 缶 | 135 | 6 | 810 | 453.6 |
| 缶 | 250 | 6 | 1500 | 840 |
| 缶 | 350 | 6 | 2100 | 1176 |
| 缶 | 500 | 6 | 3000 | 1680 |
| 缶 | 1000 | 6 | 6000 | 3360 |
| 缶 | 1000 | 12 | 12000 | 6720 |
| 缶 | 135 | 24 | 3240 | 1814.4 |
| 缶 | 250 | 24 | 6000 | 3360 |
| 缶 | 350 | 24 | 8400 | 4704 |
| 缶 | 500 | 24 | 12000 | 6720 |
| びん | 334 | 1 | 334 | 187.04 |
| びん | 500 | 1 | 500 | 280 |
| びん | 633 | 1 | 633 | 354.48 |
| びん | 500 | 12 | 6000 | 3360 |
| びん | 633 | 12 | 7596 | 4253.76 |
| びん | 500 | 20 | 10000 | 5600 |
| びん | 633 | 20 | 12660 | 7089.6 |
| びん | 334 | 30 | 10020 | 5611.2 |
| ミニ樽 | 2000 | 1 | 2000 | 1120 |
| ミニ樽 | 3000 | 1 | 3000 | 1680 |
| ミニ樽 | 2000 | 6 | 12000 | 6720 |
| ミニ樽 | 3000 | 6 | 18000 | 10080 |
ビール地域最安値の調べ方
私の住む地域のドラッグストアではスーパードライ350mlの24本ケースの価格の最安値は4,200円でした(2017年時点・税抜)。2022年以降の原材料費・物流費高騰、さらに2025年4月のビール4社一斉値上げ(5〜12%)を経て、2026年現在の参考相場は以下のとおりです(税込)。
| 商品 | 価格目安 |
|---|---|
| スーパードライ 350ml × 24缶 | 約4,800〜5,500円 |
| スーパードライ 500ml × 24缶 | 約6,400〜7,000円 |
価格.comやプライシー等の通販価格比較サイトで最安を狙うと、350ml×24缶を4,800円前後で購入できます。クーポンやポイント還元を活用すれば、さらに下がるケースもあります。
2026年時点の種類別 350ml缶 平均価格
| 種類 | 1本あたり目安 |
|---|---|
| ビール(スーパードライ等) | 約196円 |
| 発泡酒(淡麗グリーンラベル等) | 約130円 |
| 新ジャンル(金麦・本麒麟等) | 約154円 |
2026年10月の酒税統一により、これらの価格差は段階的に縮小していく見込みです。
なお、アサヒスーパードライは2022年3月にリニューアルされ、味も缶のデザインも刷新されました。さらに2023年4月にも一部の生原料・製法が見直されています。本記事執筆時のスーパードライとは中身が変わっている点にご留意ください。同時期にアサヒから「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」も発売され、こちらは伝統的な味わいで人気を集めています。
2026年現在の参考相場として、スーパードライ350ml×24缶(合計8,400ml)が約4,704円(税込)で買えるとすると、1mlあたりの単価は0.56円(税込)になります。1リットルあたりだと560円です。
この単価を使ってビールの販売単位での最安を算出しました。
最安の計算式は、ビールの合計容量に基準となるビール単価(0.56円)を掛けるだけです。
地域によって最安は違いますので、ご自身で地域の相場にあった表を作られるといいかと思います。
ビールを地域最安値で購入する方法
ビールは容量の少ないものは高くなる傾向にありますが、だからといって樽がお得とは限りません。
350mlまたは500mlのビール缶24本ケースをディスカウントストアで買うと最もお得
350mlまたは500ml缶の24本ケースをディスカウントストアで購入すると最も安くなります。
350mlと500mlのどちらのビールを買うべきかは、お店によって異なります。
コンビニで買うよりディスカウントストアでまとめ買いをしたほうが、ビール1本当たりの単価が30円以上安くすむこともあります。
1か月に100本のビールを消費する人は3000円安くなるわけです。
500ml缶のビールは飲んでいる間にぬるくなってしまいます。個人的には350ml缶がおすすめです。
樽は損
なるべく大きいサイズを買えば、容器コストの無駄がなくなり、単価が安くすむのではないかと想像するかもしれませんが、それは間違いです。
2Lや3Lの樽ビールは流通量が少ないためか、高くなる傾向があります。したがって流通量の多い350ml缶か500ml缶がお得になります。
また、あまり容量の大きい樽を買うと、1回に大量のビールを消費してしまい、結果的に大幅なコスト増になります。
地域によってはビンが安いこともある
ビンは容器をリサイクルするため容器代がかからず安く買えるのではないかと想像するかもしれませんがそうとは限りません。
容器代を差し引けば、お店によっては缶よりもビンのほうが安いところもありますが、一般的には缶ビールのほうが安いようです。
やはり缶ビールのほうが扱いや処分が楽なので、おのずと流通量も多くなるからだと思います。
ビール最安一覧表を利用して節約
ビール最安一覧表をプリントアウトしてお店に持っていきます。一覧表のビール価格とお店の価格を比較して、安ければ買いです。
やみくもに買うよりも確実に節約できます。
ご自身で単価を算出して一番単価の安いものを買ってもいいでしょう。その場合はメモ紙が必要かと思います。スマホの電卓・メモアプリでも代用できます。
ネット通販で重い荷物を運ばずに済ませる
2026年現在は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでビール24本ケースをまとめ買いするのも有力な選択肢です。重いビールを店舗から自宅まで運ぶ手間が省け、ポイント還元やセール時の値引きで実店舗より安くなるケースもあります。
- Amazon 定期おトク便:定期購入で5〜10%割引
- 楽天市場
お買い物マラソン・スーパーセール:複数ショップ買い回りでポイント最大10倍 Yahoo!ショッピング 5のつく日:PayPayポイント還元増
これらをうまく活用すると、ディスカウントストアの店頭価格を下回るケースもあります。価格+送料+ポイント還元の合計で比較しましょう。
ふるさと納税の返礼品でビールを入手
ビール工場のある自治体にふるさと納税を行うと、返礼品としてビール(350ml×24缶ケースなど)を受け取れます。実質負担2,000円で複数ケースのビールが届くため、所得税・住民税の控除額が大きい家庭ほどお得です。
主なビール返礼品の自治体(2026年時点):
- 茨城県守谷市(アサヒビール茨城工場)
- 京都府長岡京市(サントリー京都ビール工場)
- 福岡県朝倉市(キリンビール福岡工場)
- 北海道恵庭市(サッポロビール北海道工場)
- 大分県日田市(サッポロビール九州日田工場)
ふるさと納税のポータルサイトは複数ありますが、ポイント還元を考慮するとYahoo!ショッピングのふるさと納税と楽天ふるさと納税がおすすめです。
Yahoo!ショッピング ふるさと納税:PayPayポイント還元、5のつく日・ゾロ目の日キャンペーンが狙い目
- 楽天ふるさと納税
:お買い物マラソン・スーパーセール時の買い回りで楽天ポイント大幅還元
どちらも実質負担2,000円は変わりませんが、ポイント還元分が実質的な「儲け」になります。詳しくはお酒の節約全般について「お酒の購入費用を毎年10,000円節約する」でも触れていますので参考にしてください。
クラフトビールという選択肢
2017年以降、日本のクラフトビール市場は大きく拡大しました。大手4社(アサヒ・キリン・サッポロ・サントリー)の通常ビールではなく、個性的なクラフトビールを楽しむ人が増えています。
主な選択肢は以下のとおりです。
- ヤッホーブルーイング「よなよなエール」「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など:通販・コンビニで購入可能
- サッポロエビス各種:プレミアムビールの定番、コンビニ・スーパーで購入可能
- キリン一番搾り プレミアム、SVB(スプリングバレーブルワリー):プレミアム路線
- 地元の地ビール:旅行先や道の駅、地元スーパーで購入可能
クラフトビールは1本あたりの価格が350円〜500円と高めですが、量より質を求める人にはおすすめです。「毎日たくさん飲む」ではなく「週末に1本贅沢する」というスタイルへの切り替えも、結果的に大きな節約になります。
2026年10月の酒税法改正で、ビールと発泡酒・新ジャンルの税率差がなくなることもあり、これからは「どれだけ安く買うか」だけでなく「どれを飲むか」の選択肢が広がる時代になっていきます。
まとめ
ビールを買う時は1mlあたりの単価を計算して買いましょう。
ディスカウントストアのビールの利益率はほぼゼロだそうです。居酒屋の生ビールもほかのアルコール飲料と比較すると原価率が高いです。ディスカウントとうたっているお店であれば、どこでビールを買ってもお得度はそんなに変わらないかもしれません。
2026年10月の酒税法改正でビール・発泡酒・新ジャンルが同じ税率に統一されると、これまでの「ビールは高い」という前提が崩れます。今後は純粋に味の好みで選べる時代になり、節約と楽しみのバランスがとりやすくなるでしょう。
節約手段としては、店頭でのまとめ買いに加えて、Amazon・楽天定期便、ふるさと納税の返礼品といったネット活用も2026年現在は有力です。お酒の節約全般は「お酒の購入費用を毎年10,000円節約する」もあわせて参考にしてください。
冒頭で書いたように、基本的にビールやお酒を買わないほうがいいです。お酒を飲まなければならない理由などありません。お酒に酔って一時的に気分がよくなるだけです。長い目で見ると何もいいことはありませんよ。