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中年おやじが日商簿記3級に2か月間の独学で合格した勉強方法

中年おやじが日商簿記3級に2か月間の独学で合格した勉強方法

私が簿記の勉強を始めたのは38歳のときでした。ゼロからのスタートだったので簿記3級のテキストと問題集を買いましたが、結果としてテキストは全く使いませんでした。平日は1日あたりの簿記の勉強時間はあまりとれなかったのですが、休日に図書館を利用するなどして、2か月ほど簿記3級の勉強しました。結果として90点以上の点数で合格しました。

なるべく効率よく簿記3級の勉強するためにいろいろと調べて実践した結果、お金と時間をかけずに最も効率がよく、誰でも実践できる簿記3級の勉強方法が分かりました。

会計業務の基礎を学ぶために最適な資格「日本商工会議所簿記検定試験 3級」に2か月の独学で合格するための準備、勉強法、試験対策についてまとめます。

日商簿記3級の準備と勉強方法まとめ

STEP1:1,000円以上の日本製の電卓を購入する

簿記3級の試験には事務用の電卓が必要です。電卓は、100円ショップで買えるものから数千円の高級品までいろいろな種類があります。安いものはキーの反応が遅く、早打ちすることができず、計算に時間がかかります。簿記3級で使用する電卓は、最低でも定価が1,000円以上の日本製の電卓を購入しましょう。Amasonなどで評価の高いものを選択するといいでしょう。

STEP2:日商簿記3級の問題集を購入する。

おすすめはTACの合格するための過去問題集 日商簿記3級です。試験の2か月前に最新版が発売されます。簿記3級の参考書やテキストは必要ありません。過去に出題された箇所を解くことにより、設問の解き方をマスターします。簿記3級のテキストをはじめから読んでも全く身につきません。TACの簿記3級過去問題集の解説を読んでも理解できないところは、簿記3級のテキストで調べるよりインターネットで調べたほうが早いです。

STEP3:1日1時間の勉強時間を確保する。

簿記3級の標準勉強時間は50時間~100時間と言われています。平日に勉強時間の確保が難しいときは、翌日に2時間勉強したり、土日にまとめて簿記の勉強します。毎日継続したほうが簿記の知識が定着しやすいです。

STEP4:簿記3級の仕訳問題を毎日10問解く

簿記3級は仕訳作業が基本になります。また、簿記3級の第1問は仕訳問題が出題され、配点も高いため、過去に出題された仕訳問題は完璧にしておく必要があります。簿記3級過去問題集の仕訳問題を1日10問解いて、残った時間は仕訳以外の練習に充ててください。

STEP5:簿記3級の過去問題集を繰り返し解く。

簿記3級過去問題集の過去10回分を毎日解きます。ゼロからのスタートであれば、最初は設問の解き方が全くわからないはずです。TACの簿記3級過去問題集には解き方のポイントが記載されています。まずは解説を見ながら解きましょう。簿記3級の設問の解き方を理解できるまでは、解説を読んだり、解き方を調べるのに時間を取られます。1か月以上はそのような状態がつづくかもしれませんが、挫折してはいけません。簿記3級の練習を重ねるとだんだん解けるようになります。

簿記3級過去問題集の使い方

日商簿記3級の試験は、ひたすら設問を解いて練習すれば、試験に合格することができます。しかし、簿記3級試験の構成を理解し、正しい戦略をもって勉強したほうが、効率的ですし、不安や迷いがありません。

簿記3級の過去問題集を効率よく繰り返し解くために私の実践した方法は次の通りです。

  1. 簿記3級の設問を解き、答え合わせをする。
  2. 簿記3級過去問題集の左の余白に点数をつけておく。
  3. 次回設問を解いたときも同じように繰り返す。
  4. 連続3回、90%以上得点した問題は飛ばして次の苦手な問題を優先的に解く。

上記のステップを繰り返すことにより、簿記3級の苦手分野やひっかけ問題を重点的に解くことができます。

簿記3級試験の1回分を一気に解き、答え合わせや添削をすると、2時間以上かかります。簿記3級の勉強を1日1時間で終わらせるには、設問ごとに「解答⇒答え合わせ」を済ませ、次に進むようにします。

日商簿記3級の配点

日商簿記3級は全5問あり、それぞれの配点は以下の通りとなります。

  • 第1問:20点(4点×5問)
  • 第2問:8~12点
  • 第3問:30~32点
  • 第4問:8~12点
  • 第5問:30~32点
  • 合計:100点

簿記3級では、第1、第3、第5問で約80%の配点となっています。したがって、簿記3級の第1、第3、第5問は、試験における重要度が高く、優先順位を上げて解くことが必要になります。逆に簿記3級の第2問、第4問は難しいときは後回しにしたり捨てるという判断が必要になります。

簿記3級は、100点満点中70点以上で合格となります。満点を取る必要はないので、難しいところに時間をかけて解く必要はありません。簡単な箇所を確実に解くことが大切です。

日商簿記3級の時間配分

日商簿記3級の各問題に対する目標時間配分は以下の通りです。

  • 第1問:15分
  • 第2問:10分
  • 第3問:35分
  • 第4問:10分
  • 第5問:30分
  • 最終チェック:20分

日商簿記3級の試験時間は120分です。問題を解く順番は、

第1問 ⇒ 第3問 ⇒ 第5問 ⇒ 第2問 ⇒ 第4問

をお勧めします。

簿記3級試験の開始前に解答用紙の全ページに名前と受験番号を書く時間があります。そのときに、簿記解答用紙の余白に時間配分の目標時刻をメモしておくことをお勧めします。例えば、第1問⇒「9:30~9:45」と書いておきます。目標時刻を設定しておくことにより、時間配分を厳守することができます。メモした目標時刻は簿記解答用紙を提出する前に消してください。

簿記3級の試験の途中で設定した目標時刻に終わらなかったときは途中でやめて、次の設問に進み、最終チェックの時間に解くようにします。このようにすると、簡単な設問を先に解くことができます。簿記3級は簡単な問題を取りこぼさないことが、合格への近道となります。

簿記3級でケアレスミスを防ぐためには最終チェック時間が大切です。チェック時間の配分は20分以上が望ましいです。

日商簿記3級の第1問対策

日商簿記3級の第1問は5つの仕訳問題が出題されます。配点は1つの仕訳あたり4点の合計20点となります。5つの設問は、出題パターンが決まっているので、点数を稼ぎやすい反面、配点が高いため間違えたときに合否に大きく影響します。

簿記3級はひっかけ問題のパターンも決まっています。チェックの時間を使って設問の文章をしっかり読みましょう。

仕訳を練習するために、過去に出題された簿記3級試験の仕訳問題を毎日10問は解きましょう。過去10回分の簿記試験問題を繰り返し勉強すれば十分です。簿記3級過去問題を解くうえで重要なことは間違えた箇所の解説をよく読み、しっかりと復習することです。どうしても理解できないときは暗記します。暗記した箇所はいずれ理解できるようになります。簿記問題集の仕訳の練習で間違えた箇所には×をつけておき、苦手箇所を克服しましょう

簿記3級試験における仕訳問題は部分点という概念がないため、完全な解答が求められます。漢字や数字の間違いには注意してください。

日商簿記3級の第2問対策

日商簿記3級の第2問は、補助簿、掛明細表、勘定記入が出題されます。

簿記3級第2問の配点は8~12点です。まれに極めて簡単な問題が出題されることがありますので、必ず解いてください。「後回しにしたため時間が足りず問題を解けなかった」ということがあってはなりません。

簿記3級第2問の勉強方法は、過去10回分の簿記3級過去問題集を繰り返し解くことです。補助簿の記入に苦手意識をもつことがあるかもしれませんが、パターンを覚えてしまえば簡単です。暗記するつもり根気強く繰り返してください。

簿記3級試験は難しい問題に時間をかけて考える必要はありません。簿記試験は完答しなくても部分点をもらえることがあるため、わからないときはひらめきで答えを書いてください。

日商簿記3級の第3問対策

日商簿記3級の第3問は複数の取引から、試算表を作成する問題が出題されます。

簿記3級第3問の配点は30~32点です。ボリュームが大きいため時間がかかりますが、35分程度で解き終えるように練習して慣れてください。設問を解くにはまず仕訳作業を早く正確にこなさなければなりません。早く書くコツとしては、次の方法があります。

1.計算用紙を半分に折る。

A4の計算用紙は、おもに簿記3級試験の第3問と第5問に使います。用紙を縦に半分に折ることにより、線を書かずに貸方と借方を分別できます。

2.仕訳勘定を省略して書く。

簿記の仕訳勘定を書くときにすべて書いていたのでは、時間が足りなくなります。具体例としては、現金⇒G、当座預金⇒T、買掛金⇒買×など、自分に好きな記号や文字を使います。文字を書く時間を節約できるほか、見やすくなり集計ミスの防止につながります。

3.金額の下3桁を省略する。

具体例として「65,000」⇒「65,-」と書きます。簿記試験では、桁数の大きい金額が多く出てきます。計算するときに0を省略することにより時間の節約と、桁の間違いを防止が期待できます。

仕訳した結果を集計して試算表に書き移すとき、「T勘定」を利用したほうがいいでしょう。簿記3級試験では、最終チェックするときにも「T勘定」を書いておいたほうが便利です。

簿記では、残高試算表には貸方、借方の合計を記入しなければなりません。試算表の合計を計算するのに時間がかかりますし、計算ミスも発生します。貸方、借方の合計は後回しにしましょう。仮に合計を計算できなくても、簿記3級試験の失点は2点だけです。

簿記3級第3問の勉強方法は、過去10回分の簿記3級の過去問題を繰り返し解くことです。繰り返し練習することにより、出題パターンが身に付き、計算も早くなります。仕訳で間違えたところに×印をつけておきましょう。

日商簿記3級の第4問対策

日商簿記3級第4問は伝票記入、勘定記入、決算仕訳が出題されます。

簿記3級第4問の配点は8~12点です。まれに極めて簡単な問題が出題されることがありますので、必ず解いてください。「後回しにしたため時間が足りず問題を解けなかった」ということがあってはなりません。

簿記3級第4問の勉強方法は、過去10回分の簿記過去問題集を繰り返し解くことです。出題確率高い伝票記入に苦手意識をもつことがあるかもしれませんが、パターンを覚えてしまえば簡単です。暗記するつもり根気強く簿記3級の過去問題を繰り返してください。

簿記3級試験は難しい問題に時間をかけて考える必要はありません。簿記試験は完答しなくても部分点をもらえることがあるため、わからないときはひらめきで答えを書いてください。

日商簿記3級の第5問対策

日商簿記3級の第5問は決算整理仕訳から、精算表を作成する問題が出題されます。

簿記3級第5問の配点は30~32点です。問題のボリュームが大きいため時間がかかりますが、30分程度で解き終えるように練習して慣れてください。設問を解くにはまず仕訳作業を早く正確にこなさなければなりません。簿記3級の過去問題の練習を繰り返してください。

純利益や純損失を算出するために損益計算書の貸方、借方の合計を計算しなければなりませんが、後回しにしましょう。仮に合計を計算することができなくても、簿記3級試験の失点は2点だけです。

簿記3級第5問の勉強方法は、過去10回分の簿記3級過去問題を繰り返し解くことです。繰り返し練習することにより、出題パターンが身に付き、計算も早くなります。仕訳で間違えたところに×印をつけておきましょう。

日商簿記3級の最終チェック

日商簿記3級の最終チェックは、簡単で自信のある箇所から順番に行います。自信のある箇所ほど、ケアレスミスがあるものです。文章や指示を読みとばしてしまったところなどがないか、入念にチェックしましょう。

日商簿記3級は満点を狙う必要はありません。難しい箇所や、自信のない箇所に時間をかけず、解けるところを確実に得点するようにしましょう。